mugenストーリー動画「七夜月風」の解説その他諸々
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物語の進行の関係でうまく書ききれなかったので、ちょっと小話と呼ぶには少し長い話で…
以下ネタバレですので、第三十一話をご視聴の上ご覧下さい。
以下ネタバレですので、第三十一話をご視聴の上ご覧下さい。
まず神依が七夜に対しての前提条件。
●神依
・七夜は普通の人間だと思っている。
・七夜の過去のことは知らない。過去に「魔」と何かあったのだろう、くらいに思っている。
・七夜が貧血持ちだとは知っているが、余命のことや血のことは知らない。
巻き込まれこそしましたが、神依は七夜はあくまで普通の人(神依から見て「あちら側)だと思っています。神依が七夜をどう見ているかは、普通の人でも稀に退魔の素質を持つものがいる、という例は少ないけどよくある話だとでも思って下さい。
さて、神依の家は退魔師の家系です。表には出ませんが神依の家は退魔師としては優秀で、裏で地方やら国やらから依頼がある、ある意味公的な退魔師です。そのことに対して神依は誇りを持っています。そんな中、神依は生まれ、「あちら側」と「こちら側」の境界で育ちました。
退魔師として育てられ、徐々に日常から非日常へ進んでいくことに、疑問を覚えないわけはありませんでした。が、神依は迷えませんでした。ここで設定ですが、神依には妹がいて、自分が退魔師にならなければ妹が退魔師になったからです。
日常への憧れを捨てきれない、だけど迷えない…神依は次第に強くあろう、凛々しくあろうと自分を塗り固めていきます。それが学校にいる神依であり、退魔師の神依であり、仮面を被った神依なのです。鉄の心、というやつかもしれません。
ところで、神依が退魔師の家系であることを周りに隠す理由は「下手に巻き込みたくない」と言っていましたが、これは本心であり嘘ではありませんが全てではありません。神依だって女の子、「普通」ではない自分を知られるのが怖いのです。ロックと七夜に話した時も内心はびくびくしていました。(第十九話)
でも、七夜はその日常と非日常の狭間で生きる神依を見て思うところがあったのでしょう、そこに踏み込みました。神依は自分の内側を晒すのが怖かった反面、他人に隠し続けた内面を知ってほしかったという葛藤がありました。結局、凛々しい自分を貫き通したわけですが。
しかし自分には疎くても他人に鋭いのは朴念仁、七夜は神依の雰囲気に違和感を覚えました。何か出来ないものか、と悩んでいるところに「恋をしてみたかった」発言。でも七夜はいまいち恋愛がわかりません。だから「心に響く告白」というものをしてみました。本人は破壊力に気付いていません。
対して、その告白をされた神依は…普通でない自分を知っても恐れず、真剣に向き合ってくれた(七夜の女殺しもありますが)七夜にときめいて、ちょっと興味を持ち、大胆にもデートに誘います。(第二十八話)
そしてまぁ七夜と神依デートになったわけですが…神依は憧れであった日常に若干浮かれたというか、色々と隙を見せて七夜にあれこれつつかれます。でも神依は幸せです。憧れていた日常、多少ですが偽らなくてもいい自分。そして少しずつ七夜に惹かれていきます。
ですが、そういいことだけではなく、逆に不安も現れ始めて…七夜は普通の人、自分も普通にならなければ離れてしまうのではないか…と。それが喫茶店での暴走です。(第三十話)
喫茶店でのキャンペーングラスに耐えられず、思わず逃げ出してしまった神依。やはり自分は普通には生きられない…七夜とは生きられない、と半ば自暴自棄になります。
※ここでポイント、育ちのせいか神依は浮世離れというか世間知らずで、アレが結構一般的だと思っている節があります。
でも相手は七夜。七夜は自分と神依を重ねて見てる節があります。本質は非日常でありながら、日常に生きる者…誰かが支えてくれなければ壊れてしまったかもしれない自分。だから、七夜は言った。
退魔師の神依、凛々しくあろうとする神依、日常の神依…そのどれも神依なのだと。
そして…その全てをひっくるめて、自分は神依の事が好きだと。
そのひと言で、ずっと張り詰めてきたものがぷつりと切れてしまい、泣き崩れる神依。ありのままを受け入れてくれたこと、ただそれだけでよかった。ちなみにこの時完全に堕ちました。
そして話は飛んでラストですが…神依はこのデートで決心しました。自分は退魔師として生きることを。それは家の為でも、一方で自分を偽り続けて来たことの続きでもなく…自分の大切な日常を守る為に。そして、愛する人の為に。
ここで、七夜は神依に退魔師をやめて欲しかったわけではなく、迷うことを、無理をすることを、自分に嘘をつき続けることをやめて欲しかっただけです。だから、こうして神依が迷いなく決心してくれたことに関して、もう七夜は何も言うつもりはありませんでした。
ちなみに本人が言ったとおり、七夜はただ「認めて」あげただけ。でもそれはともすれば神依の積み上げてきたもの、信じてきたものを壊しかねない危険なことでした。
あるいは神依は退魔師として戦えなくなるかも知れない…その覚悟はしていました。それがロックとのやりとりです。まぁ、お嫁に貰ったところで七夜は数年しか生きられませんので、その数年で魔を全て殺すか、ガロンに全てを託すか…あるいは意地で生き続けるか。いずれにせよ七夜は本気でした。(第三十一話)
そして最後のツッコみ。七夜は自分の事は考えてませんでした。ロックの言っていることは最もなのですが、当の本人は気付いてなかった、というか感知していませんでした。七夜は浮世離れというか、自分がいないものと考えているような状態ですから。
七夜が神依とは違う、と言ったのは、以下の対比です。
・七夜は非日常から日常へと来た⇔神依は非日常と日常の狭間にいる
・七夜は呪われた「血」を持っている⇔おそらく神依にはない
・七夜は余命いくばくもない⇔神依はまだ普通の人として生きられる
七夜は自分が異常者で、日常にも非日常にもなりきれない半端者だと思っています。同時に自分がとるに足らない人間だとも。だから自分を捨てている、という部分もあります。
いつか、七夜のことを許してくれて、認めてくれる人が現れるかどうか…それが今後の七夜の内面の問題というところでしょうかね。
さて、長くなってしまってあまりまとまりがなくて悪いのですが…七夜と神依の関係はこんな感じでした。これからどうなるかは、ふたりの行動次第、とでも言っておきましょう。長文乱文失礼致しました。
●神依
・七夜は普通の人間だと思っている。
・七夜の過去のことは知らない。過去に「魔」と何かあったのだろう、くらいに思っている。
・七夜が貧血持ちだとは知っているが、余命のことや血のことは知らない。
巻き込まれこそしましたが、神依は七夜はあくまで普通の人(神依から見て「あちら側)だと思っています。神依が七夜をどう見ているかは、普通の人でも稀に退魔の素質を持つものがいる、という例は少ないけどよくある話だとでも思って下さい。
さて、神依の家は退魔師の家系です。表には出ませんが神依の家は退魔師としては優秀で、裏で地方やら国やらから依頼がある、ある意味公的な退魔師です。そのことに対して神依は誇りを持っています。そんな中、神依は生まれ、「あちら側」と「こちら側」の境界で育ちました。
退魔師として育てられ、徐々に日常から非日常へ進んでいくことに、疑問を覚えないわけはありませんでした。が、神依は迷えませんでした。ここで設定ですが、神依には妹がいて、自分が退魔師にならなければ妹が退魔師になったからです。
日常への憧れを捨てきれない、だけど迷えない…神依は次第に強くあろう、凛々しくあろうと自分を塗り固めていきます。それが学校にいる神依であり、退魔師の神依であり、仮面を被った神依なのです。鉄の心、というやつかもしれません。
ところで、神依が退魔師の家系であることを周りに隠す理由は「下手に巻き込みたくない」と言っていましたが、これは本心であり嘘ではありませんが全てではありません。神依だって女の子、「普通」ではない自分を知られるのが怖いのです。ロックと七夜に話した時も内心はびくびくしていました。(第十九話)
でも、七夜はその日常と非日常の狭間で生きる神依を見て思うところがあったのでしょう、そこに踏み込みました。神依は自分の内側を晒すのが怖かった反面、他人に隠し続けた内面を知ってほしかったという葛藤がありました。結局、凛々しい自分を貫き通したわけですが。
しかし自分には疎くても他人に鋭いのは朴念仁、七夜は神依の雰囲気に違和感を覚えました。何か出来ないものか、と悩んでいるところに「恋をしてみたかった」発言。でも七夜はいまいち恋愛がわかりません。だから「心に響く告白」というものをしてみました。本人は破壊力に気付いていません。
対して、その告白をされた神依は…普通でない自分を知っても恐れず、真剣に向き合ってくれた(七夜の女殺しもありますが)七夜にときめいて、ちょっと興味を持ち、大胆にもデートに誘います。(第二十八話)
そしてまぁ七夜と神依デートになったわけですが…神依は憧れであった日常に若干浮かれたというか、色々と隙を見せて七夜にあれこれつつかれます。でも神依は幸せです。憧れていた日常、多少ですが偽らなくてもいい自分。そして少しずつ七夜に惹かれていきます。
ですが、そういいことだけではなく、逆に不安も現れ始めて…七夜は普通の人、自分も普通にならなければ離れてしまうのではないか…と。それが喫茶店での暴走です。(第三十話)
喫茶店でのキャンペーングラスに耐えられず、思わず逃げ出してしまった神依。やはり自分は普通には生きられない…七夜とは生きられない、と半ば自暴自棄になります。
※ここでポイント、育ちのせいか神依は浮世離れというか世間知らずで、アレが結構一般的だと思っている節があります。
でも相手は七夜。七夜は自分と神依を重ねて見てる節があります。本質は非日常でありながら、日常に生きる者…誰かが支えてくれなければ壊れてしまったかもしれない自分。だから、七夜は言った。
退魔師の神依、凛々しくあろうとする神依、日常の神依…そのどれも神依なのだと。
そして…その全てをひっくるめて、自分は神依の事が好きだと。
そのひと言で、ずっと張り詰めてきたものがぷつりと切れてしまい、泣き崩れる神依。ありのままを受け入れてくれたこと、ただそれだけでよかった。ちなみにこの時完全に堕ちました。
そして話は飛んでラストですが…神依はこのデートで決心しました。自分は退魔師として生きることを。それは家の為でも、一方で自分を偽り続けて来たことの続きでもなく…自分の大切な日常を守る為に。そして、愛する人の為に。
ここで、七夜は神依に退魔師をやめて欲しかったわけではなく、迷うことを、無理をすることを、自分に嘘をつき続けることをやめて欲しかっただけです。だから、こうして神依が迷いなく決心してくれたことに関して、もう七夜は何も言うつもりはありませんでした。
ちなみに本人が言ったとおり、七夜はただ「認めて」あげただけ。でもそれはともすれば神依の積み上げてきたもの、信じてきたものを壊しかねない危険なことでした。
あるいは神依は退魔師として戦えなくなるかも知れない…その覚悟はしていました。それがロックとのやりとりです。まぁ、お嫁に貰ったところで七夜は数年しか生きられませんので、その数年で魔を全て殺すか、ガロンに全てを託すか…あるいは意地で生き続けるか。いずれにせよ七夜は本気でした。(第三十一話)
そして最後のツッコみ。七夜は自分の事は考えてませんでした。ロックの言っていることは最もなのですが、当の本人は気付いてなかった、というか感知していませんでした。七夜は浮世離れというか、自分がいないものと考えているような状態ですから。
七夜が神依とは違う、と言ったのは、以下の対比です。
・七夜は非日常から日常へと来た⇔神依は非日常と日常の狭間にいる
・七夜は呪われた「血」を持っている⇔おそらく神依にはない
・七夜は余命いくばくもない⇔神依はまだ普通の人として生きられる
七夜は自分が異常者で、日常にも非日常にもなりきれない半端者だと思っています。同時に自分がとるに足らない人間だとも。だから自分を捨てている、という部分もあります。
いつか、七夜のことを許してくれて、認めてくれる人が現れるかどうか…それが今後の七夜の内面の問題というところでしょうかね。
さて、長くなってしまってあまりまとまりがなくて悪いのですが…七夜と神依の関係はこんな感じでした。これからどうなるかは、ふたりの行動次第、とでも言っておきましょう。長文乱文失礼致しました。
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無題
隔日更新お疲れです!
しかし七夜は気付いてるのかな、今の自分が思う幸せが自身の存在で成り立ってるって事に…
皆を笑顔にしてくれるのは七夜の存在であって、それを幸せだと思うから自身を省みず無茶をする七夜。
自らを無価値に扱う事がどれほど周りを苦しめてるか分からないんだろうなぁ…
いや、分かってても「七夜」は生き方を変えれない…か。
救われないな・・・七夜も周りも…
支離滅裂でごめんなさいm(_х_)m
しかし七夜は気付いてるのかな、今の自分が思う幸せが自身の存在で成り立ってるって事に…
皆を笑顔にしてくれるのは七夜の存在であって、それを幸せだと思うから自身を省みず無茶をする七夜。
自らを無価値に扱う事がどれほど周りを苦しめてるか分からないんだろうなぁ…
いや、分かってても「七夜」は生き方を変えれない…か。
救われないな・・・七夜も周りも…
支離滅裂でごめんなさいm(_х_)m
許せんッ!なら2828死を要求すr
初めまして、今日ブログを初めて見にきました‥それで‥ですね…
七夜月岩・1級旗立て士OPリンクのタグやりました‥すみません…
1級旗立て士OPリンクは見てる動画で出張してる方を見かけ
(´・ω・`)免罪符があるし問題ない!
そう短絡的に好きな旗士の動画五つに張りました
月岩の方ですが、BAKUMATSU!故致し方無しを書く前に書いたので間違いはないと思います
他の人が使ってるとは思いませんが…
恋をしてみたいと異性に~と、自分の身の上を知ってる身近な人~ってのもおr‥
七夜月岩・1級旗立て士OPリンクのタグやりました‥すみません…
1級旗立て士OPリンクは見てる動画で出張してる方を見かけ
(´・ω・`)免罪符があるし問題ない!
そう短絡的に好きな旗士の動画五つに張りました
月岩の方ですが、BAKUMATSU!故致し方無しを書く前に書いたので間違いはないと思います
他の人が使ってるとは思いませんが…
恋をしてみたいと異性に~と、自分の身の上を知ってる身近な人~ってのもおr‥
コメ返し
>雑草様
この物語の中心は間違いなく七夜です。世界としても、人物としても。
ですが、当の本人はそれを感知してない、あるいは感知しても無視しています。
七夜がそれを受け入れる日がくるか…それはこれ以降のお話です。
>scrap様
初めまして、わざわざこんな辺境の地までありがとうございます。
毎度コメントとタグ編集感謝でございます。
とりあえず後でレオナ姉さんのリボルスパークが(ぁ
この物語の中心は間違いなく七夜です。世界としても、人物としても。
ですが、当の本人はそれを感知してない、あるいは感知しても無視しています。
七夜がそれを受け入れる日がくるか…それはこれ以降のお話です。
>scrap様
初めまして、わざわざこんな辺境の地までありがとうございます。
毎度コメントとタグ編集感謝でございます。
とりあえず後でレオナ姉さんのリボルスパークが(ぁ
お初です
初のコメントと相成ります。
文章きちっと読ませていただきましたが、今までの話をしっかり見ていたなら、設定以外の伝えたいことはちゃんと伝わってきましたよ。
伝わってくるからこそ、あなたの動画好きです。
意図していない伝わり方もいくつかあるとは思いますがw
正直今後のロックの立ち回りが一番楽しみで仕方が無いです。
あの七夜は誰よりもロックがいてこその七夜だと俺には思えてしまうので。
そういえば、あの絵ですが。
もし使うならメッセンジャーで登録していただければ、キャラ単品でもお渡しできますよ。
文字無しとかも。
まあ、使えるものかどうかは保障できませんが。
コメ返しが確認できて、尚登録されるようでしたらもう一度ここにアドレスを書き込みに来ますねー。
いらなかったらはっきりいらないといってくださって結構ですよ。
文章きちっと読ませていただきましたが、今までの話をしっかり見ていたなら、設定以外の伝えたいことはちゃんと伝わってきましたよ。
伝わってくるからこそ、あなたの動画好きです。
意図していない伝わり方もいくつかあるとは思いますがw
正直今後のロックの立ち回りが一番楽しみで仕方が無いです。
あの七夜は誰よりもロックがいてこその七夜だと俺には思えてしまうので。
そういえば、あの絵ですが。
もし使うならメッセンジャーで登録していただければ、キャラ単品でもお渡しできますよ。
文字無しとかも。
まあ、使えるものかどうかは保障できませんが。
コメ返しが確認できて、尚登録されるようでしたらもう一度ここにアドレスを書き込みに来ますねー。
いらなかったらはっきりいらないといってくださって結構ですよ。